ふくすいが参加している、アイドレスというゲームで稼ぐためのSSを書きなぐっていくページです。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「ながみ藩国で戯れる」 /*/ 「その童顔でどれだけの人を騙してきたんだ、このショタ軍師っ!」 「う、うわーん!」 「お前もだろ幼女摂政」 「うわぁーん」 「……幼稚園みたいだ…」 にゃんにゃん共和国、ながみ藩国。 「みんなしゃーわせ、へいわにいきましょー」を理念に掲げ、農業で生計を立てる国である。 何でもかんでも自給自足。とりあえず、美人で可愛い嫁さんも自家発電。 というわけで、PC同士の結婚がふっつーに成立する藩国だったりする。今度は摂政が結婚するとか何とか。 今回は、そんな、ながみ藩国に滞在していた。 雪奈と雄介は、現在藩王様と姫様の所へ、色々お話を聞きに行っている。まぁ、彼らも付き合い始めて大分経っているからか、結婚には興味があるようだ。 で。当の朝倉さんはと言うと。 藩城の庭園。 朝倉の目の前には、ふりふりひらひらの服を着た比嘉劉輝(可憐な少女の風貌)と、同じくふりふりひらひらを着た木曽池春海(可愛い少女の風貌)、それを着せて嬉しそうにしている壊和城夜(カッコいい男の風貌)がいた。(※下のは春海さん(左)と城夜さん(右)) 「こんなの、いーやーだー」 「どう?どう?可愛い?」 着せられている二人は、正反対の反応を示している。 嫌そうな反応をしている方が劉輝で、嬉しそうにくるくる回っているのが春海。 「どうですか?」 と、城夜に問われて、朝倉は、 「ま、まぁ、二人とも可愛いからいいんじゃないんですかね」 何とコメントすれば良いか困って、苦笑いしつつ言ってしまった。 「な……!」 顔を真っ赤にする劉輝。 隣で、春海と城夜がくふふ、と笑っている。 「うんうん、可愛いよね、劉輝“ちゃん”」 春海が、痛恨の一撃を投下した。 「…ん? 可愛いと思う…けど?」 「うわーん!」 「え? え?」 脱兎の如く、庭を飛び出す劉輝。 夕日に向かって走っていく姿は、ふりふりなので、可哀想だが栄えないのが事実。 「酷いや!皆してひど――あうっ」 そして、こけた。 『…………萌え?』 声を揃えて言う三人。 「うわーん!」 劉輝は、夕日に向かって走り去っていった。 「……あのー…僕、地雷踏みました?」 おずおずと、城夜に聞いてみる。 「ああ……実はね、彼は男だから」 「えええええっ!?」 「まぁ…色々着せられてはいるけど…」 「確かにボーイッシュな感じではあったけど…って、もしや、春海さんも男!?」 びっくりしつつ、春海の方を見る。 「違いますから」 そう言って、殴られた。 まぁ確かに、 こんな感じで こんな感じの 女の子には、失礼千万な話である。 「ちなみに、僕は女ね」 と、城夜。 「……いや、さっきから普通に男と思ってましたけども」 「あれ、こんな格好だから分かんなかったか」 「……だ、騙してるんじゃないですよね」 「違う違う」 城夜は、軽く手を振って苦笑する。 「ほんとに、女だから。少なくとも、この幼女よりは女として成り立ってると思う」 「な、なにー!」 となりで春海が吠えているが、それは気にしない事にして、なるほど確かに顔立ち良いしなぁ…とか思う朝倉。まぁ、明らかに服は男物だが。 「えーと、では何故男物を?」 「さあ? なんででしょう?」 「…えーと?」 「確かな事は、二人にふりふりを着せるのは僕の趣味♪」 「…………」 朝倉、一瞬、ここにいると色々やばいのではないかと思う。 何と言うか、近づいてはいけない人が目の前にいる気がした。 「ちなみにちなみに、私、奇眼藩国の摂政」 と、幼女が横から言ってきて。 「………あのね、春海ちゃん、お兄さん、全部信じると思ったら大間違い痛たたたたっ」 足を、かかとで踏みつけられ、悶絶した。 「少し小さいからって馬鹿にしないでよ!」 (…………少し?) 「何か言った!?」 「いえ、何も…そ、それより、劉輝さん帰ってきませんね」 と、言った、その時。 「劉輝の知り合いの知り合いの知り合いの知り合いの、覆面軍師参上!」 そう言って突然現れた、自称覆面軍師、風貌を紹介しよう。 身長、14歳くらい。 体格、14歳くらい。 服装、ひらひらふりふり。 まぁぶっちゃけた話、顔が見えないだけであって、完全にばればれというか、比嘉劉輝その人であった。 「フォースの暗黒面の力を教えてやる……」 すごむ覆面軍師。 「ていうか、すいません、ながみ藩国ではこういう戦隊モノでも流行っているんですか?」←朝倉 「いや、僕の知る限りではこの人だけ」←城夜 「きちゃんふりふり可愛いー」←春海 「き、聞け!フォースの暗黒面が…」 「覆面っていうか、もうバレバレですけども…」←朝倉 「毎回そんな感じだから」←城夜 「ふりふりがちょっと汚れちゃってるけど可愛いよー」←晴海 「チ、チガイマスヨ。ボクハ ヒガクンノ イトコデスヨ」 「いとこって……すごい苦しい言い訳」←朝倉 「確かに、類を見ないほど苦しいね」←城夜 「またそこが可愛いってことで」←春海 なんとも非道なリアクションを返す三人に、 「くそう、服を着替えてる時間がなかったんだよ!覆面を探すのに精一杯でっ!」 と、ついに膝をついて崩れ落ちた。 そして、それをそっと抱きしめる城夜。 「よしよし。皆で遊ぼうか」 と、頭を撫でつつ優しく言う。 「………うん。ちょっとだけなら遊んでやる」 覆面をとって、涙目で答える劉輝。 「よし、何しようかな。鬼ごっこ?かくれんぼ?」 朝倉は、何かもう色々突っ込みたかったが、突っ込む気力が失せて呆然としていた。 「朝倉さん、何がしたい?」 「えーと、じゃあ…缶蹴り、で…」 「じゃ、缶蹴りやろうか」 『おー!』 ちなみに、その数分後、軍師劉輝は圧倒的な強さで勝利。 さらにその数十分後、怒った春海が城夜をけしかけ、ふりふり着せ替え遊び(勿論人形は使わず、モデルは春海と劉輝である)を始め……と、以下同じ事が繰り返されるのだが、まぁそれは長くなるので省略するとして。 「おう、雪奈、雄介。藩王と姫様の二人はどうだった?」 「いやもう、らぶらぶでさー」 「私も早くウエディングドレス着たいなぁ…」 ごめん、SSぶち壊して申し訳ないんだけど、作者的に言うと。 ながみ藩国に来た結論:「僕も結婚したいです、はい」 /*/ ※今回も、皆さんのPCの贋作率は軒並み高いです。特に、比嘉劉輝さんは贋作率200%ですごめんなさいごめんなさいごめんなさい…。 ※ながみ藩国はチャットが居心地良すぎて反則だと思いますいえーい。 ※挿絵を城夜様に頂きました。ありがとうございます! PR |
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