異界見聞録特別番外編第二話

第二話「本探しの始まり」

 

それは、何もかもの間違いの話である。

人の間違いの歴史、繰り返すこと幾星霜。思えば遠くまできたものだ。

ただ、この間違いの物語は、その歴史の中でも、滑稽無稽な部類に入ることは間違いない。いやはや、間違いというものは恐ろしいものである。

 

これは、奇怪で滑稽無稽な、一つの物語。

異界見聞録特別番外編第一話

第一話「オープニング」

 

それは、くつくつと笑った。

成功した。我こそは勇者。成功した！

手には、積年の夢が、握られている。

ひとしきり笑った後、周りの目を気にした。幸い、誰もいない。しかし、こんな所を見られるのは非常にまずい。その事態は、この藩国で生きる上で、榊遊に見つかって、無邪気に絡まれた後に事件に否応なしにに巻き込まれるという事態と同等に最悪の展開である。

持っていたものを、懐に入れた。

そして、歩き出す。

我が手に栄光を！

 

奇怪で滑稽無稽な幕が、今、上がる。

特別番外編「何かの前書き」

異界見聞録特別番外編

「何かの前書き」

＜これからのお知らせ＞

今週：法官とノベルゲーム（雪奈さんと雄介さんのやつの、ver2.0）のシナリオ次第です。運が悪いと無理ちっく。
来週：作者リアルで死にそう（具体的にはテスト）なので割と更新されない率高め。
再来週：作者がまだテストに拘束されてるはずなので、運が悪いとまた更新されません。

運次第です。他の作業が上手くいってれば更新します。来週～再来週にかけては、もしかすると平日更新かもしれません。運が悪いと再来週まで更新がストップする可能性もあります。

４、ながみ藩国で戯れる

「ながみ藩国で戯れる」